実はあまり知られてはいませんが、中古住宅購入にはいくつかお得な制度がありますので紹介したいと思います。
①消費税
現在消費税は8%で今後10%に引き上げられる可能性があります。高額な住宅購入に課せられる消費税はかなりの額になります。
しかし中古住宅購入には消費税が課せられない場合があります。消費税とは、事業者から物やサービスを提供するときに課せられます。中古住宅購入の場合、売主(家の持ち主)が個人のケースが大半を占めます。個人から買う場合は消費税が課せられないのです。
②すまい給付金
すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得者の負担を緩和するために創設した制度です。
消費税率8%時は、収入額の目安が510万円以下の方を対象に最大30万円、10%時は収入額の目安が775万円以下の方を対象に最大50万円を給付するものです。ただし売主が宅地建物取引業者であることが条件です。つまり消費税が課せられる場合が条件になります。
③住宅ローン控除
住宅ローン減税は、住宅ローンを利用して住宅を取得した人に対し、年末のローン残高の一定割合の範囲で税金が軽減される制度のことです。その減税は居住開始年から10年間にわたって受けることができます
その他にもリノベーションをする時に規定の条件を満たすと、自治体から助成金が貰えることがあります。これは各自治体によって異なりますので、お住まいの地域の自治体に問い合わせるか、工事をお願いするリフォーム会社に聞いて下さい。
最後に
日本の住宅事情を振り返ってみると、マイホーム購入は新築が一般的でした。同じような間取り仕様やデザイン、広さの建物が大量に作られてきました。今までの家族構成は夫婦2人、子供2人の4人家族が大多数でしたから、同じ家、同じ間取りでも問題なかったのです。
しかし今はライフスタイルが多様化し、家族構成も色々なかたちの家族が増えています。また自分達の価値観や個性も大切にする時代にもなりました。
そんな時代に、自分達のライフスタイルに合った家を安く手に入れるため、マイホーム選びに中古住宅+リノベーションという選択肢を加えてみてはいかがでしょうか?